ホルター心電図検査

通常、来院して検査室等で記録する心電図は…わずか30秒ほどの記録です。長めに記録する場合もありますが、それでも3分程度の記録です。
一日24時間のうちわずかな時間だけの記録の心電図を見ただけでは判断に迷う場合もあります。
また、明け方だけ調子悪くなる、体を動かした時に出現する胸痛、いつ起こり出すかわからない不整脈…などは病院にいる時の検査だけではなかなかとらえる事が出来ません。
そこで、24時間ずっと心電図を記録できる検査がホルター心電図検査です。
同様に血圧を定期的に24時間計測する検査もあります。

検査対象

  • どんな種類の不整脈が出るのか調べる時
  • 不整脈や狭心症発作が一過性に出現する時
  • 深夜から朝方(病院にいない時に)具合が悪くなる時
  • 失神などの症状がある時
  • 薬の効果を調べる時
  • ペースメーカ機能を調べる時
  • 睡眠時無呼吸症候群を調べる時

検査方法

写真の様な小型の機械を病院で装着して帰宅します。(比較は単3電池)
よほどの力が入らない限り機械が外れることはありません。

検査時間

24時間の記録になりますので、翌日には、装着した時間とほぼ同じ時間に病院に来ていただき機械を外します。

  • 装着時間:約15分
  • 記録時間:約24時間
  • 脱着時間:5分

機械を装着した状態

検査上の注意 

  • 精密機器なので、衝撃や水に弱いので注意してください。
  • 入浴・シャワー・水泳・海水浴・釣りは禁止です。
  • 電気毛布・カーペットの使用は原則禁止です。
  • 電磁波を出す機器(ラジコンなど)の使用は禁止です。(携帯電話は使用可)

注:その他詳細は、検査時にお話しいたします。

検査でわかること

実際の例を参考にしてください。

1.夜になって始まった不整脈発作

(1)病院にいる時、不整脈は出ていません。

心電図1

(2)夜22時前に不整脈発作が始まりました。↓の後は脈がバラバラになっています。

心電図2

2.危険な不整脈が出ています

(1)自宅に帰ってから危険な不整脈が出ています。↓

心電図3

(2)心臓がきちんと動いていない波形が出ています。(心室頻拍)

心電図4
     通常の心電図波形              危険な不整脈の波形

3.狭心症発作がとらえられました

(1)午前4時30分頃に狭心症の発作が見られました。

心電図5

(2)普通の時の心電図・胸痛なし

心電図6

(3)狭心症発作時の心電図・とても胸痛あり。(午前4時30分頃)心電図の形が変わっています。

心電図7

4.心筋梗塞になってしまいました

(1)普通の時の心電図・胸痛無し

心電図8

(2)自宅で心筋梗塞発症時の心電図・胸痛あり。心電図の形が変わっています。

心電図9

5.心臓が止まっている時間があります

心電図10

6.睡眠時無呼吸症候群の可能性があります

睡眠時無呼吸症候群の影響で不整脈がでています。↓(無呼吸は心臓にも負担です。)
目が覚めると不整脈は止まります。↓

心電図11

7.24時間血圧を計測した時のデータ

24時間血圧分析表
血圧分析図

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