理事長あいさつ

当院のホームページを訪問してくださりまして有り難うございます。
当院が現在使用中の病院建物は、昭和59年(1984年)に全面改築したものです。これまで当院が地域医療に対し、中核病院としてのサービスを提供する上で活動拠点としての役割を果たしてきました。
この間、長い年月の経過や東日本大震災をはじめとする数回の地震災害などに起因する建物や設備などの劣化・損傷に対しては、その都度に改修工事を行って対応してきました。
しかし、今後大規模改修工事をしても長期の継続使用は困難であると判断されるに至り、現在、令和4年10月の新規開院を目指した現地での建て替え工事が進行中です。
新病院では、新たな医療機器の導入や新たなサービスの提供を行い、より良質で安全な医療を提供できるように努めます。
具体例を挙げると、手術をさらに低侵襲で行うために腹腔鏡下手術支援ロボットや、今後の高齢化で増加すると予想される関節手術をより精密に行うための手術支援ロボット、高精度放射線治療装置などを導入いたします。また秋田県がん診療連携推進病院として緩和ケア病棟を開設いたします。
一方、公的病院として2次救急外来、小児科救急外来に引き続き注力するとともに、市内の総合病院では唯一、閉鎖病棟を有し、身体合併症のある精疾患患者への対応病院としての精神病棟を、また県内で対応病院の減少が危惧されている結核病棟も維持いたします。
さらに現在も世界的な大流行が継続中の新型コロナ感染症などの新興感染症への対策として地域で不足が指摘されていた第2種感染症病室を4室新たに開設いたします。
最後になりますが、当院の理念として掲げております。「すべての人々の幸福のため、良質で安全な医療を提供し続け」市民が健康で安全安心に暮らし、子ども・子育て環境の充実が図られるように努力を継続して参りますので今後ともよろしくお願いいたします