聴性脳幹反応(ABR)検査
検査目的
耳が聞こえているか調べる検査です。
ある一定の音を聞いていただき、脳幹という部分が反応している様子を反応波形として記録します。聴力検査と違って、自らボタンを押さなくてもいいので、客観的な聴力を調べることが出来ます。また、脳死の判定に使われることもあります。
検査方法
- ベッドに横になり、左右の耳たぶと頭頂部、額の計4カ所に電極を付けます。
- ヘッドフォンから聞こえてくる音に対する、脳幹の反応波形を記録します。
- 痛みや危険はありませんが、得られる波形はとても微弱なので、1000回程度繰り返し記録します。
検査時間
120分
検査上の注意事項
- 検査中は体を動かさず、安静にお願いします。
- 乳幼児では睡眠薬で眠らせてから検査する事もあります。