循環器内科のご案内
診療科のご紹介
当科には現在6名の医師が所属し、入院患者約30名、外来患者約80名/日の診療に当たっており、心疾患(心不全、不整脈、狭心症、心筋梗塞等)、高血圧症、血管疾患(閉鎖性動脈硬化症、深部静脈血栓症等)などの循環器系疾患を担当しております。令和2年1月から不整脈外来を開設し、不整脈診療にも力を入れております。
日本循環器学会、日本不整脈心電学会、日本超音波学会の専門医研修施設、日本心血管インターベンション治療学会の専門医研修関連施設の認定を受けております。
主な診療内容
外来、病棟診療のほかに以下の検査、治療を行なっております。
- 超音波検査:経胸壁心エコー、経食道心エコー、頸動脈エコー、下肢動脈エコー、下肢静脈エコー
- トレッドミル負荷心電図
- 心筋シンチグラフィ(エルゴメーター負荷、薬剤負荷が可能)
- 心臓カテーテル検査・治療:冠動脈造影検査、冠動脈形成術、動脈形成術(下肢動脈、腎動脈、鎖骨下動脈)、肺動脈内血栓吸引破砕術、下大静脈フィルター挿入術、心臓電気生理学的検査、カテーテルアブレーション等を含む
- 大動脈内バルーンパンピング(IABP)、経皮的心肺補助装置(PCPS)
- ペースメーカー植え込み術、体外式ペーシング、食道ペーシング
- Head-up tilt試験
- ホルター心電図、24時間血圧計
当科は主治医制ではなく、全医師が一つのグループとしてすべての診療に当たっていて、ほぼ毎日何らかのカンファレンスを行ない、活発な意見の交換を行なっています。
また、不整脈治療やカテーテル治療、超音波検査をはじめとする臨床研究にも力を入れていて、毎年日本循環器学会など多くの学会・研究会で発表を行なっております。
特色
- 当科では急性心筋梗塞や心不全など循環器救急に24時間対応し、日々診療にあたっております。
- 近隣のかかりつけ医と密な連携をとり、紹介・逆紹介を行なっております。
- 不整脈のカテーテル治療では、通常のカテーテルアブレーションのほか、心筋を-80℃まで冷却して治療するクライオアブレーションも可能あり、症例ごとに治療法を選択しております。
- 下肢閉塞性動脈硬化症のカテーテル治療では、高度石灰化病変に対して石灰化を破砕するクロッサーという特殊な機器を用いての治療が可能です。