全身麻酔による消化器腫瘍の組織学的変化の検討(25T-1)
当院では下記の臨床研究を実施しております。
本研究の対象者に該当する可能性のある方で、診療情報などを研究目的に利用または提供されることを希望されない場合は、下記の問い合わせ先にご連絡ください。
研究課題名 (研究番号) | 全身麻酔による消化器腫瘍の組織学的変化の検討(25T-1) |
当院の研究責任者(所属) | 馬越 通信(病理診断科 医員) |
他の研究機関および 各施設の研究責任者 | 秋田大学医学部付属病院(研究責任者 小山 慧) 日本海総合病院(研究責任者 西田 晶子) |
本研究の目的と意義 | ■目的:本研究は消化器腫瘍を摘出された患者さんを対象とし、生検検体および手術検体に対して、病理組織学的な観点から全身麻酔による腫瘍組織の変化を検討しようとすることで、全身麻酔法によって異なるがん再発率等の原因を明らかにすることが目的です。 ■意義:研究成果により全身麻酔法による腫瘍組織の変化および術後の再発率等に差が生じる要因を解明することが可能で、その結果を術前生検組織に適応し、麻酔法の選択に繋げることができると考えるため、将来の医療の進歩に貢献できる可能性があります。 |
調査データ 該当期間 | 2010年4月から2025年3月までの情報を調査対象とします。 |
研究の方法 (使用する試料など) | ■対象となる患者さん:2010年4月より2021年3月までに臨床的ないし病理組織学的に悪性腫瘍の診断で、当院ないし共同研究施設で手術による消化器臓器の摘出が行われた患者さん。 ■利用する情報:患者背景(年齢、性別、身長、体重、既往歴、内服薬)、臨床経過(術前の経過、術後の経過、画像所見、臨床症状)、血液検査(血算、凝固、生化学など)、術中所見(手術日、手術内容)、麻酔経過(全身麻酔法、麻酔薬の投与量など)、病理組織所見(切除検体・生検検体の病理組織学的所見)。 |
試料/情報の 他の研究機関への提供 および提供方法 | 各施設の研究分担者が情報を収集します。施設内で一意の症例識別コードを付与し、症例個人を識別できる情報は削除された状態で、1症例ごとに症例報告書に必要項目を入力します。電子データに関してはdropbox等のweb cloudを用い、本データの管理を事務局である秋田大学で管理を行います。本研究で収集した試料・情報は、「秋田大学大学院医学系研究科・医学部における人体から取得された試料および情報等の保管に関する標準業務手順書」に基づき、研究の中止または研究終了後5年が経過した日までの間、施錠可能な場所(器官病態学講座研究室)で保存し、その後は個人情報に十分注意して廃棄します。 |
個人情報の取り扱い | 本研究に係わるすべての研究者は「ヘルシンキ宣言」および「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」を遵守して実施します。研究実施に係る試料・情報を取扱う際は、研究独自の番号を付して管理し、研究対象者の秘密保護に十分配慮いたします。研究の結果を公表する際は、氏名・生年月日などの直ちに研究対象者を特定できる情報を含まないようにいたします。また、研究の目的以外に研究で得られた研究対象者の試料・情報を使用しません。 |
本研究の資金源 (利用相反) | 本研究は研究責任者が所属する器官病態学講座の科研費で実施します。また、利益相反はありません。 |
お問合せ先 | 電話番号:0570-01-4171 担当者:馬越 通信(病理診断科 医員) |
備考 | 本研究における相談窓口は下記の通りです。 所属: 秋田大学大学院医学系研究科器官病態学講座 職名: 助教 氏名: 小山 慧 連絡先電話番号: 018-884-6064 |
- 関節リウマチを対象とした日常診療下におけるサリルマブの前向き観察研究(No.161)
- 秋田県の膝・肩関節疾患の手術に関する大規模データベースの構築(No.24-16)
- 日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究(多施設共同・後ろ向き観察研究)(No.156)
- 胸腹部の外科的切除術を受けたがん患者における術前のサルコベニア・呼吸機能・心機能と予後に関する研究:後方視的観察研究による検討(No.135)
- 腹部外科的切除術を受けるがん患者の健康リテラシー・身体活動と術後の予後の関連(No.145)
- 慢性呼吸器疾患患者における呼吸筋力と横隔膜筋厚が長期予後に与える影響(No.23-1)
- 当院(急性期病院)における経口摂取状況の予後予測因子の検討(No.23-2)
- フレイル・サルコペニアを合併する慢性呼吸不全に対する新たな介入戦略の構築(No.21-6)
- 腹部臓器のがん患者における身体機能検査の有用性に関する研究(No.22-12)
- 日本産科婦人科学会周産期委員会周産期登録事業及び登録情報に基づく研究(No.162)
- JED(Japan Endoscopy Database)Projectの当院でのデータ抽出の提出について(No.99)
- 炎症性腸疾患の発症および分子標的治療薬の有効性に関わる因子の検討(No.173)
- 免疫抑制療法下の炎症性腸疾患患者における流行性ウイルス感染症の抗体検査測定(No.181)
- 85歳以上の超高齢者における早期胃癌内視鏡的粘膜下層剥離術の予後予測因子に関する多施設共同研究(No.186)
- 当院で総胆管結石症・胆のう結石症と診断された患者さんの検査・治療情報の臨床研究および病院が公表する情報への利用について
- 当院で施行した消化管内視鏡検査・治療情報の臨床研究や病院が公表する情報への利用について
- 腹腔鏡下大腸切除術におけるICG蛍光観察による血流評価(22-20)
- ロボット支援下胃切除導入期の周術期成績の検討(No.24-22)
- 嚥下障害に対してCVポート造設を行った症例の検討(No.22-7)
- 経尿道的結石破砕術における、SYNAPSE VINCENTによる結石評価の有効性の検討(No.21-13)
- 医療被ばくの実態および被ばく線量に関するデータベース作成(23T-7)
- 全身麻酔による消化器腫瘍の組織学的変化の検討(25T-1)
- 腸管スピロヘータ症と腸管粘膜組織および臨床所見との関連についての検討(No.24-15)
- 抗てんかん薬が投与された譫妄における通常短時間脳波所見と治療転帰の検討(No.23-41)
- 高齢者の進行再発膵がん患者におけるゲムシタビン・nabパクリタキセル療法の至適投与量と好中球減少症のリスク因子についての多施設共同研究(No.22-5)
- リファンピシンとの相互作用による抗凝固薬の薬効への影響調査(No.24-13)
- 遺族アンケート結果から見えた当院緩和ケア病棟で提供されているケアへの評価と今後の課題(No.24-31)
- 第5回日本褥瘡学会実態調査(No.21-21)