アルツハイマー病治療薬レカネマブについて
当院は、アルツハイマー病治療薬であるレカネマブを使用した治療を行っています。
アルツハイマー病は、脳内にアミロイドβ蛋白が蓄積して引き起こされる疾患とされています。レカネマブは、蓄積したアミロイドβを除去する薬剤です。早期に投与することでアルツハイマー病の進行を遅らせ、認知機能の低下を緩やかにすることが期待されます。
1.対象について
アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)または軽度の認知症の方が対象となります。
投与対象となるかは、CDR(簡易認知機能評価度)検査、MMSE(認知症の重症度評価尺度)検査のほか、脳脊髄液検査またはアミロイドPET検査等で判断します。検査の結果によっては、希望しても治療対象とならない場合があります。
2.予約について
認知症疾患医療センター
018-866―7123(直通電話)
専門の相談員(精神保健福祉士)が対応いたします。
時間:午前9時~午後4時
ただし、土曜日・日曜日・祝日・年末年始などの休診日は除きます。
受診している医療機関がある場合は、紹介状を持参してください。
医療機関を通じて予約を希望する場合は、当院の患者サポートセンター地域医療連携担当を通じて「もの忘れ外来」を予約してください。
3.治療について
対象は、臨床診断に加え、上記検査等の結果と合わせ、総合的に検討し、レカネマブの投与の対象に該当するか否かを判断します。
初回治療は入院して行っており、2回目以降は2週間ごとに来院していただきます。