低侵襲手術支援ロボット「ダビンチ」
当院では新病院移転に伴い内視鏡手術支援ロボット「ダビンチXi」を導入しました。
ロボット手術といってもロボットが自動で手術を行うのではなく、患者さんのお腹に開けた小さな穴に手術器具を取り付けたロボットアームと内視鏡を挿入し、医師がサージョンコンソールと呼ばれる操作ボックスの中で内視鏡画像を見ながら操作して手術をします。
ダビンチの特徴
体への負担が少ない
数か所の小さな切開部から手術を行うため、傷が小さく、手術後の回復が早く患者さんの負担が軽減されます。
鮮明な3D(3次元)画像
コンソールモニターには高画質で立体的な手術画像が写し出され、術者はリアルな立体画像を見ながら手術を行うことができます。
精密な動きを再現
ダビンチの手術器具は可動域が広くこれまでの手術で行うことの難しかった複雑な作業も可能となります。また、手振れがないため高い集中力が必要とされる細かな作業でも正確により安全に手術が行えます。
令和5年2月の時点で泌尿器科領域では前立腺がん、膀胱瘤で、消化器外科領域では、直腸がん、膵腫瘍でロボット支援下手術が開始されており、胃がん、大腸がん、肝がん、婦人科領域の子宮摘出術でも導入予定となっています。