ハンズオン講習会

近年各領域のエコー検査においては、超音波検査士の活躍が目覚ましく、その陰で医師の超音波離れという部分も見え隠れしてきます。そういった背景や現在の研修プログラムの制約等もあり、各研修病院における超音波検査の研修は、必ずしも充分とは言えないのが現状かと思われます。

しかし、救急外来での診療や後期研修で専攻する多くの科の診療を考える上で、エコー検査の基本的な知識や手技は是非とも習得しておきたいところです。 幸い秋田県は各分野において、全国でも誇るべき超音波先進県であり、心エコー、腹部エコーとも全国的にもトップレベルの“名人”がおります。エコー検査のような手技は、名人に教わるのが一番です。

そこで、当院では秋田組合総合病院と合同で、年2回ずつ心臓エコーと腹部エコーの講習会を開催しています。講習会では電源の入れ方やプローブ持ち方といったごくごく基本的なレベルから指導します。

心エコーは、きびら内科クリニックの鬼平聡先生、腹部エコーは秋田赤十字病院の石田秀明先生をお迎えし、各病院の超音波検査士の方々にも御協力頂いて、実際の手技を中心としたハンズオン講習会を行っています。

写真:ハンズオン講習風景1
写真:ハンズオン講習風景2
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