研修目標
開放・閉鎖両方の精神科専門病棟を有する点では、市内唯一の総合病院精神科である。故に、この特色を生かした臨床研修を行う。一般臨床で出会う精神疾患に対して、適切な診断と治療を行うための基本的な臨床能力を身につける。
特に当院の特色である、精神科救急、身体合併症を有する精神障害、リエゾン精神医療、児童思春期精神障害などの臨床経験を重ねる。
研修課題
- 精神科医としての基本的な態度(患者、家族、医療スタッフに対する)の習得
- 診断
- 精神症状および状態像を評価する。
- 診断面接を習得する。
- 診断のための特殊検査(特に脳波、心理検査)を活用できる。
- 出来るだけ多種類の精神疾患を経験する。
- 精神科専門医に相談できる。
- 自殺の危険を察知できる。
- 治療
- スタッフミーティングで、治療方針を簡潔に説明することが出来る。
- 精神医療保険制度及び精神保健福祉法による治療が理解できる。
- 向精神薬による薬物療法の経験を積む。
- 個人精神療法の経験を積む。
- 外来デイケアにおいて、集団精神療法を経験する。
- 無痙攣電気療法を経験する。
研修方法
- 基本的知識についての小講義
- 指導医の指導のもとで、外来患者、入院患者の診療にあたる。(複数主治医制)
- 当科作成の臨床研修経験表(研修項目一覧表)をもとに、指導医と相談しながら計画的に研修を進める。
- 回診及び病棟カンファレンス(毎週木曜日午後)
- 症例検討会
週間スケジュール
時刻 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
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午前8時 | Drs meeting | ||||
午前8時30分 | ・外来診察 (新患・再来) ・無痙攣電気療法 | ・外来診察 (新患・再来) | ・外来診察 (新患・再来) ・無痙攣電気療法 | ・外来診察 (新患・再来) ・外来デイケア | ・外来診察 (新患・再来) ・無痙攣電気療法 |
午後0時30分 | 昼休み | 昼休み | 昼休み | 昼休み | 昼休み |
午後1時30分 | 病棟診察 | 病棟診察 | 病棟診察 | 病棟回診 | 病棟診察 |
午後2時30分 | 病棟診察 | 病棟診察 | 病棟診察 | 病棟カンファレンス | 病棟診察 |
午後5時30分 | 外来カンファレンス |
指導医
水俣 健一、内藤 信吾
- 神経内科(初期臨床研修)
- 市立大森病院(初期臨床研修)
- 病理診断科(初期臨床研修)
- 地域保健「秋田市保健所、秋田県赤十字血液センター」(初期臨床研修)
- 放射線科(初期臨床研修)
- 耳鼻咽喉科(初期臨床研修)
- 整形外科(初期臨床研修)
- 心臓血管外科(初期臨床研修)
- 眼科(初期臨床研修)
- 精神科(初期臨床研修)
- 泌尿器科(初期臨床研修)
- 産婦人科(初期臨床研修)
- 外科、消化器外科(初期・後期臨床研修)
- 乳腺・内分泌外科(初期臨床研修)
- 小児科(初期臨床研修)
- 麻酔科(初期臨床研修)
- 救急科・集中治療室(初期臨床研修)
- 血液・腎臓内科(初期臨床研修)
- 呼吸器内科(初期臨床研修)
- 消化器内科(初期臨床研修)
- 循環器内科(初期臨床研修)