呼吸リハビリテーション外来

リハビリテーション科では、呼吸器内科と提携し呼吸リハビリテーション外来を開設しています。  

呼吸リハビリテーションは、呼吸不全による障害をお持ちの患者さんを対象としています。コンディショニング作りや運動により、呼吸機能や運動能力、息切れの改善を図り、より快適な日常生活を送って頂くことを目的としています。

呼吸リハビリテーションをご希望の方は毎週木曜日、午後1時から午後3時までの間に呼吸器内科外来で医師による診察を受けてください。診察の後に呼吸リハビリテーションを行います。

対象

  • COPD:慢性閉塞性肺疾患(慢性肺気腫、慢性気管支炎)
  • 気管支喘息
  • 肺繊維症
  • 肺結核後遺症
  • 脊椎カリエス後遺症

など

入院、外来を問わず、上記疾患のため、在宅酸素療法を施行中の患者さんも含まれます。

呼吸リハビリテーションの内容

  • 呼吸法の指導
  • 歩行練習
  • 上下肢、呼吸筋の筋力トレーニング
  • 呼吸筋ストレッチ体操
  • 息切れを軽減する動作の指導
  • COPD体操(下記添付ファイル参照)

呼吸リハビリテーションの効果

図:運動を続けることで息切れの悪循環を解消できる

呼吸不全をお持ちの患者さんは、息切れによる活動制限を生じています。

多くの呼吸不全患者さんは、呼吸困難発作に伴う不安や恐怖を経験しています。「動くと苦しくなるのではないか」という気持ちから不活動な生活になり、食欲や体力、筋力が低下し、さらに動作時の息切れや呼吸困難が悪化するという悪循環に陥っています。

呼吸リハビリテーションは、この悪循環を断ち切る効果があります。運動や散歩など軽い運動を継続したり、動くときの呼吸法を習得することで体力、筋力が改善し、楽に動くことができるようになります。今までできなかったこともできるようになり、旅行やショッピングなどの外出の機会が増え、張りのある生活を送ることができるようになります。

たくさん歩ける人は入院が少ない!?

歩く距離が長い、つまり体力のある人ほど、肺炎など感染症にかかりにくく、入院する機会も少ないことが分かっています。

グラフ:歩けた距離が767mを境にした1年間で入院した患者の割合

当院での呼吸リハビリテーションの効果

当院で呼吸リハビリテーションを行ったCOPD患者さんを1年間調査した結果が、下記のグラフに示されています。

COPD患者さんの主な症状である息切れが改善しており、呼吸筋力や全身持久力を示す6分間歩行距離(6分間歩行距離:6分間の最大歩行距離。距離が長い程、全身持久力が高い。)も356mから403mに改善していました。

また、QOL(quality of life:生活の質)にも改善が認められています。息切れと歩行距離の改善によって、日常生活を快適に過ごせるようになったことが、生活の質の向上に繋がったと推察されます。

グラフ:息切れの変化
グラフ:呼吸筋力の変化
グラフ:全身持久力(6分間歩行距離)の変化

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