がん看護専門看護師 緩和ケア認定看護師

名前 石川 千夏(いしかわ ちか)

目標

チーム医療を実践し、患者さんに最善のケアを提供したいと思っています。

患者さん、ご家族にとっての最善を一緒に考えていきたいと思います

緩和ケアは、「命に関わる病気になられた患者さんとそのご家族が直面する、様々な問題が解決できるように支援すること。緩和ケアは、病気を 診断された時点から必要である。」という考え方が基本となっています。緩和ケアの考え方で核となるものは、「少しでも苦しい症状や問題が解決され、患者さん・ご家族が自分らしく、より良く生きられること、患者さんの人生観や死生観が尊重されること」にあります。診断技術や治療技術が進歩した現在においても、「がん=死」というイメージは付きまといます。このような人生最大の困難ともいえる状況において、唯一無二 の人生を生きる患者さんや患者さんを支えるご家族の思いや価値観を大切にし、少しでも病気に伴う苦しみが軽減できるようお手伝いをしていきたいと考えています。

皮膚・排泄ケア認定看護師

名前 菊地 香織(きくち かおり)

目標

患者さんが少しでも快適に生活できるようお手伝いすることを目標としています。

資格のおかげでゆっくり患者さんと接することができるようになりました

皮膚・排泄ケア認定看護師とは、創傷ケア(Wound)、スマートケア(Ostomy)、失禁ケア(Continence)について専門の教育を受けた看護師で す。具体的には褥瘡(床ずれ)や手術の傷が早く治るためのお手伝いや、ストーマ(人工肛門・人工膀胱)を持つ方がより快適に生活できるようご相談をお受け しています。また、失禁(尿漏れ・便もれ)のある患者さんにはケアの方法や日常生活のちょっとしたコツを紹介しています。私は2008年にこの認定看護師 を取得し活動しています。この認定分野で関わる患者さんたちはデリケートな問題を抱えている方が多くいらっしゃいます。そこで患者さんのお話をゆっくり聴 きながら、自分にお手伝いできることがないかを考え、また、病院スタッフと協力し患者さんが少しでも快適に生活できることを目指しています。

皮膚・排泄ケア認定看護師

名前 舟山 聡美(ふなやま さとみ)

目標

患者さんの抱えている苦痛を理解し、ご希望に添えるよう、さまざまな提案をさせていただきます。

病気とともに生きる患者さんやご家族の支えになりたい

約13年間、消化器外科病棟に所属し、2018年に皮膚・排泄ケア認定看護師資格を取得しました。
この領域で考慮されることは、患者さんのほとんどが悪性腫瘍であることに伴う治療の苦痛、今後の経過に対する精神的苦痛、ケアに必要な物品を用意しなければならないという経済的(装具費用、在宅介護費用等)負担、他者との排泄形態の相違に関する精神的苦痛を抱えていることです。私たち皮膚・排泄ケア認定看護師の役割は、創傷、オストミー(人工膀胱、人工肛門)、失禁に関する局所的なケアを行うだけではありません。その患者さんやご家族に対し、現在抱えているさまざまな苦痛を理解と共感を持って寄り添い、看護を提供することが役割であると考えています。病気とともに生きる患者さんやご家族の支えになれるよう、日々の看護に取り組んでいきます。

感染管理認定看護師

名前 山本 由紀子(やまもと ゆきこ)

目標

感染対策は、患者さんを守るとともに自分を守るために必要なのだと、多くの人が理解し、実践してもらえるよう活動します。

自分で答えを見つけるために感染管理認定看護師になりました

2006年に感染管理認定看護師を取得しました。私が感染管理に関わり始めた2000年頃には今ほど感染対策の重要性が認知されていませんでした。当時は 何が正しい感染対策なのか非常に曖昧で、先輩や医師に尋ねても的確な答えが得られず、「誰も正しい答えを教えてくれないのなら、自分で答えを見つけよう!」と思い、CDC(アメリカ疾患管理予防センター)のガイドライン等を読みはじめました。それがきっかけで感染管理に夢中になり、感染管理認定看護師 を目指しました。 現在は、専従の院内感染管理者として活動しています。以前に比べると、院内全体で積極的に感染対策が実践されていることを実感できます。感染対策は、 患者さんを含む全ての人に日常的かつ標準的に行われております。「当たり前のことを当たり前に行う」その気持ちを大切に、多くの人が感染対策を実践してくれる職場風土を作っていきたいと思います。

がん化学療法認定看護師

名前 武田 優子(たけだ ゆうこ)

目標

確実・安全・安楽な治療環境と看護を提供したいと思っています。

患者さんやスタッフに励まされ頑張っています

2010年がん化学療法認定看護師を取得。さまざまな価値観を持つ多くのがん患者と接して、自分の未熟さを実感したため資格取得を目指しました。がん化学療法は、がん患者さんの人生や生活を充実して過ごすための重要な治療です。治療の発展は目覚ましく、新たな薬剤が次々と開発されています。そのため、副作用も多岐にわたり、生活への影響も大きく、苦痛や不安を抱えている患者さんも多くいます。学んだ専門的知識や技術は患者さんとのコミュニケーションを図る ための道具として活用し、少しでも患者さんの苦しみが軽減できるように努力していきたいと考えています。懸命に治療に取り組んでいる患者さんや一緒に努力 してくれるスタッフに励まされ、日々頑張っています。

集中ケア認定看護師

名前 佐川 亮一(さがわ りょういち)

目標

集中ケア領域におけるチーム医療を推進し、患者にとって安全な、高度医療が提供できる体制の構築に貢献します。

つらさと重圧を乗り越えて

2001年4月、救急集中治療室開設時より勤務しております。救急室と集中治療室、手術室の麻酔記録、アンギオ、カテーテル検査など、多岐にわたる業務を 経験してきました。この経験を活かし救急・重症患者への看護に関し、専門性をもった仕事がしたいと考え、認定看護師の資格取得を決意しました。集中治療を 必要とする患者さんは医療の介入がなければ生命を保つのが困難な状況にあります。また、病態が複雑で生体侵襲とその反応が劇的です。さらなる重症化の予測 をし、早期回復への支援を考え医療チームの一員として患者さんのQOLの向上をめざす看護は、つらいことや重圧を感じることも多いです。しかし、患者さんの目標が達成できた時の喜びは、つらさや重圧をはるかに上回るものです。

認知症看護認定看護師

名前 川越 智(かわごえ さとる)

目標

認知症のある人と共に在る

患者さんの変化を捉え、状況を鑑みて、アセスメントする

認知症のある人は、何らかの理由により自宅や施設で生活を営めなくなり、入院することがあります。入院生活に適応するまでに時間がかかったり、環境の変化により行動心理症状が悪化するケースも少なくはありません。時には必要な医療やケアが受けにくくなることもあり、私はそのような患者さんや家族、かかわる方の力になりたいと思い、認知症認定看護師の取得を目指しました。認知症のある患者さんは、認知機能低下の進行によって思いを適切に表すことが難しいため、援助者が患者さんの変化を捉え、状況を鑑みて、アセスメントすることが大切です。また、認知症と診断された人は、認知機能の低下、知的能力を失うこと、身体機能低下といった“失うこと”への不安、そして苦痛に対する不安と常に向き合って生きていかなければなりません。私はこのような不安を少しでも和らげることができるような配慮と、「認知症のある人と共に在る」という姿勢を大切にしていきたいと考えています。
 

認知症看護認定看護師

名前 齋藤 武彦(さいとう たけひこ)

目標

認知症を持つ人の目線で考え、本人の意向を尊重した看護を提供する

認知機能に障害があっても、本人の思いを大切にする

私は2017年に認知症看護認定看護師の資格を取得しました。認知症を患う人の数は年々増加傾向にあり、近年では高齢化の進展に伴い高齢の認知症を持つ方が入院することが多くなっております。認知症を持つ方にとっての入院治療では、慣れ親しんだ環境から離れることや認知機能が低下している状況では、周囲状況を理解することが困難となり、医療側やご家族の都合が優先され、ご本人の意思が尊重されることなく治療が進むことが度々あります。私はこのような状況を改善し、脳の疾患である認知症を患う方の目線で、生活背景を踏まえ、思いを尊重し、本人らしい生き方をサポートできるような看護を現場で働く皆様と一緒に考えて提供していきたいと考えております。また、一過性の意識障害である「せん妄」を主とした精神症状に対し、精神科リエゾンチームの一員として精神科医師、公認心理士、薬剤師、精神保健福祉らとともに入院患者さんが安心かつ安全に過ごせるようサポート致します。

救急看護認定看護師

名前 山本 尚樹(やまもと なおき)

目標

迅速かつ的確なTriage、早期治療につながるPhysical assessment、advocatorとしての役割を果たし、危機的状況にある患者・家族をComfortに導けるような看護を提供していきます。

危機的状況にある患者・家族をComfortに導くには、advocatorとして最善の倫理とは何かを考えながら、患者・家族と向き合うことが大切

私は2011年に救急看護認定看護師を取得しました。「救急看護」を目指したのは、救急医療領域のなかで「患者・家族をComfortに導くには何か必要 か」と考えたからです。 救急医療領域の患者は、突発的な事故や重篤な疾病によって、生命の危機的状況にあるため、救命処置や高度な医療が必要とされます。そのようなとき、救急医 療を実施し、同時に患者・家族のadvocatorとして権利を守り、最善の倫理を考えながら向き合うことが、患者・家族をComfortに導くことにつながるのはないでしょうか。資格取得で、臨床でのモデル的役割を担い、スタッフへの指導、看護問題への相談など、組織横断的活動ができ、チームで対応できる環境づくりに取り組んでいます。また、救急技術の維持・向上を目的にICLS、JPTEC、小児救命講習の運営指導や、災害教育にも携わり、日々、責任 とやりがいを感じつつ、認定看護師としての役割を果たしています。

乳がん看護認定看護師

名前 安藤 雅子(あんどう まさこ)

目標

寄り添う看護を目指して

「乳がんになってもその人らしく生きる」、その傍に寄り添い支援していきたい

2014年に乳がん看護認定看護師の資格を取得しました。現在、乳腺内分泌外科外来に勤務しています。乳がんは、女性のがん罹患率第1位で、現在11人に 1人が乳がんに罹患すると言われています。乳がんの罹患は、30歳代から増えはじめ、40歳代後半から50歳代前半の「働き盛り」の年代でピークを迎え ます。患者さんには、ボディイメージの変容、家庭・職場など社会での役割変化、経済的な問題などの様々な問題が生じます。私は、そうした患者さんと出会ったことがきっかけで、患者さんの力になり寄り添いたいと思い、認定看護師取得を目指しました。乳がん治療の個別化が進み、患者さん自身が治療法を選択できる時代へと変化しています。“乳がんになってもその人らしく生きる”、その傍に寄り添い支援していきます。

手術看護認定看護師

名前 片田 裕樹(かただ ゆうき)

目標

安心して手術に臨んでいただけるように

手術を受ける患者さんやご家族にとって最も身近な存在に

私は2016年に手術看護認定看護師の資格を取得しました。 手術は年齢を問わず行われますが、近年は超高齢化社会とも言われ、それに伴い手術患者の高齢化も進んでいます。さらに、在院日数の短縮化が求められ、手術 後数日での退院に不安を抱く方も少なくないと思います。手術を受ける患者さんやご家族の方々が安心して手術に臨んでいただけるような支援を心がけていま す。そのためには、手術や麻酔による身体への影響を最小限にし、合併症を起こさないための援助が術前・術中・術後を通して非常に重要になります。その当たり前のようなことが当たり前にできるために、手術看護について手術室をはじめ、病院内外で発信していることも私の役割だと考えます。手術を受ける目的は治 療だけではなく診断のためなど人それぞれ違います。そのような様々な背景にもしっかり寄り添い、手術を受ける患者さんやご家族にとって最も身近な存在になれるよう関わっていきたいと思います。

緩和ケア認定看護師

名前 佐々木 悠紀子(ささき ゆきこ)

目標

患者さんとご家族が心穏やかに生活できるように支援すること。

「患者さんとご家族がほっとするケア」をすることを大切にしていきたいと思っています

私は、2018年に緩和ケア認定看護師の資格を取得しました。人が、心穏やかに生活をしていくことの壁になるものには、身体や気持ちのつらい症状、人間関係、仕事や治療のこと、金銭的な面での気がかりなど、様々なものがあります。緩和ケアは、そんな患者さんやご家族の苦痛を少しでも和らげるために、多職種と協力しながら、その人らしく生活できるようなサポートをさせていただくことだと考えています。そして私は、大切な人を亡くされたご家族のケアも大切にしていきたいと思っています。ご相談をいただいた際には、まずはじっくりとお話を伺い、共に考え、患者さんとご家族がその人らしく心穏やかに生活できるようにするための、お手伝いをさせていただきたいと考えています。

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