外来

地域に根ざした「病院の窓口」として、患者さんやご家族に寄り添い、明るい笑顔と思いやりの心で看護サービスを提供いたします。

救急外来ER

当院は、秋田市の二次救急および一次小児救急を担う医療機関として、トリアージを行い緊急度の高い患者さんをより早く診療・処置できる体制を整え、最善の医療の提供に努めています。また、秋田市救急隊が当院でワークステーションとしてOJT研修を行い、当院の医師・看護師は病院前救急医療研修として救急車同乗実習をするなど、秋田市民の救急医療体制を強化するため他職種間で学び合い連携しています。

救急外来は救急部門と消化器内視鏡センター、放射線部門を担当する部署であり、緊急時に冷静に対応できる技術と幅広い年齢や疾患についての知識が求められます。互いに協力しスキルアップを目指し、安全で安心なケアを提供できるよう日々取り組んでいます。

小児救急

2012年9月1日より小児救急(一次)を開設し、地域の小児科医の協力のもと平日は24時間小児科医師が診察を行っています。
受付後にトリアージを行い、緊急度の高い患者さんをより早く診療・処置できる体制を整え、安心・安全な医療の提供に努めています。

手術室

私たちは、①手術を受ける患者さんの安全を確保すること、②医師・看護師・メディカルスタッフが円滑に情報共有し協働した働き方ができること、③各科の術式に対応した手術に幅広く対応することの3つを基本とし、2020年には2562件の手術に対応しました(局所麻酔含む)。また昨今の新型コロナウイルス感染拡大においても地域の中核病院として、予定手術・緊急に対応できるように常に準備を整え、各科のニーズに対応した体制を取っています。どのような状況でも、患者さんの健康回復につながる手術に全てのスタッフ一丸で取り組んでおります。また当手術室では中央材料室を併設しています。第二種滅菌技師資格を持つスタッフとともに洗浄・消毒・滅菌に責任を持ち、品質を維持し、患者さんの安全の確保を最終戦に考えて手術に備えています。

この度、新病院開院後から手術室が1室増え7室になりました。各手術室には医療安全のために全景カメラを配置し、手術録画装置を全室に備え手術進行状況を的確に監視することが可能となりました。安全に手術を受けていただけるように絶えず業務を見直し医療の質向上を目指します。また新たなシステムが仲間入りしました。ダビンチ・システム「ダビンチXi」とロボティックアーム手術支援システム「Mako」です。制度の高い手術は、低侵襲かつ機能温存に優れた手術と言えます。いわば患者さんの安全を確保した手術に直結すると言えます。

私たちスタッフは、麻酔中の患者さんの心身の安全を一番に考えた看護を提供し、患者さんにも優しい環境の中で、ここで手術を受けて良かったと感じていただけるように医療と看護を提供したいと考えています。

ICU(集中治療室)

ICUは救急総合診療部門として24時間365日、年齢・診療科を問わず、呼吸・循環管理が必要な重症度の高い患者さんや、侵襲度の高い手術後の患者さんを受け入れています。 

新病院は旧病院に比べてコンパクトな構造となり、以前よりもっと患者さんに寄り添ったケアを提供できる環境となりました。毎朝の入室患者全員のカンファレンスは継続し、診療科や職種の枠を超えた意見交換をしています。カンファレンスではリハビリテーションの介入について必ず検討し、患者さんの早期離床につながるケアの提供に務めています。新しい試みとして車椅子用のトイレを設置し、身体の状況に応じて医師の許可があれば排泄の介助をトイレで行っています。

重症度の高い患者さんのケアを安心して任せていただけるように集中ケア認定看護師や臨床工学士、理学療法士と協力し日々学びを深めています。ICUが生命の危機的状況にある患者さんにとって『最後の砦』となるよう、あらゆる職種と共同し、チームとして最善の医療の提供を目指し今後も頑張っていきます。

6階病棟( 小児科、産婦人科、乳腺・内分泌外科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科 )  

5科という複数科を担当し、日々入院退院が多い病棟です。また、胎児から高齢者まであらゆる年齢層にも対応しています。小児科は保育士がおり、日中はご家族のサポートを行っています。そして季節に応じた行事を企画・開催しています。産科は新しくLDRをつくり、満足できるお産になるよう準備してお待ちしています。成人の患者さん達にも化学療法、手術など日々対応しています。自立度の高い患者さんが比較的多く、病棟全体の雰囲気は明るく、スタッフ一同優しく丁寧な対応ができるよう頑張っています。

7階病棟(消化器外科、血液・腎臓内科)

10月1日新病院移転とともに7F病棟がスタートしました。

血液・腎臓内科、消化器外科を担当し、ベッドは60床、看護スタッフは43名の大所帯です。輸血、化学療法、手術の急性期看護が中心で業務は多忙ですが、専門分野の勉強を深めることができるやりがいのある病棟です。

病院理念の実現のため、「思いやりのある看護サービスに務め、患者さんの心に寄り添います。」

8階病棟(呼吸器内科、糖尿病・内分泌内科)

8階病棟は呼吸器内科、糖尿病・内分泌内科、結核・感染症の混合病棟です。糖尿病は、糖尿病療養指導士の資格を持った看護師を中心にフットケアや透析予防指導等も担い、医師とともに日々治療に取り組んでいます。呼吸器内科は、結核治療の他、リハビリテーション科と連携し呼吸リハビリテーションを行っています。高齢化に伴い、退院後の療養場所の調整に苦慮することもありますが、地域包括ケアシステムに沿い、急性期治療開始期より患者サポートセンターのスタッフとともに、ご家族と相談しながら取り組んでいます。

9階病棟(循環器内科、心臓血管外科、泌尿器科、眼科)

9階病棟は、循環器内科、心臓血管外科、泌尿器科、眼科の混合病棟です。各科の手術が数多く行われており、泌尿器科においては新病院へ移転と共に新たにロボット支援手術が導入されています。また毎日心臓カテーテル検査・治療があり、経皮的冠動脈形成術、カテーテルアブレーション、末梢血管形成術、ペースメーカー植込み術などを行っています。他にも透析治療や経皮的血管形成術や体外衝撃波結石破砕術、化学療法など治療は多岐に渡って行われています。周術期の看護や心不全各期の看護を行い、心臓リハビリテーションなど多職種と連携を図りながら再発予防に努めたり、各疾患に合わせた様々な日常生活指導などを日々行っています。

とても忙しい病棟ですが、優しく丁寧に関わることを心がけて安全で安心できる看護を提供できるように、スタッフ一同頑張っています。

10階病棟(消化器内科、脳神経内科、脳神経外科)

消化器内科と脳神経内科・脳神経外科の混合病棟です。消化器内科は胃・大腸・肝臓・胆道系の侵襲の少ない内視鏡治療に力を入れています。

脳神経内科・脳神経外科は週に一回医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語療法士、ソーシャルワーカーなど多職種でカンファレンスを行い、急性期から回復期までの医療を提供しています。毎日忙しい病棟ですが「どんなに忙しくとも楽しく働ける話しやすい環境をみんなで作ろう」をスローガンに元気に働いています。

11階病棟(整形外科、消化器内科)

骨折や変性疾患による周術期の急性期の患者さんが多く、新病院の眺めの良い病棟でリハビリを行いながら患者さん達は療養されています。また、消化器内科の検査入院の患者さんも多く受け入れており、日々、手術や検査で慌ただしい病棟ですが、若いスタッフも多く明るく元気に頑張っています。

<特に整形外科病棟の治療の特徴として>

 ・大腿骨頚部骨折術後は、他病院とも連携しリハビリを行うために早期に転院し治療を行っています。

 ・慢性関節リウマチや骨粗鬆症の治療にも力を入れています。

11階病棟(緩和ケア病棟)

緩和ケア病棟は10月に新設された病棟です。がんに伴うからだの症状やこころのつらさに対して、その苦痛を和らげその人らしく過ごせるよう、治療・ケアを行います。また、患者さん・ご家族が希望される療養場所で過ごせるようにお手伝いします。

可能な限りご家族と面会できるように連絡を取り合い、患者・家族の思いを聴いたり、一緒の時間を大事にできるように関わっています。また、病棟全体で緩和ケアの知識・技術を高め、質の高い緩和ケアの実践ができるようにしていきます。

12階病棟(精神科)

秋田県でも数少ない総合病院の精神科病棟です。新病院では最上階の12階になりました。閉鎖病棟と開放病棟があり、患者さんの病状に合わせて適切な療養環境を提供しております。近年では、身体合併症を持った精神疾患の方や、認知症症状の強い方の受け入れも積極的に行っています。身体的なケア能力の向上や認知症の方への対応技術など、日々自己研鑽に努めております。医師、看護師、薬剤師、臨床心理士、精神保健福祉士、理学療法士など多職種が連携をとりながら、患者さんにとって最適な治療、退院後の生活・療養を見据えたサポートができるよう取り組んでおります。

お問い合わせ