一般検査

一般検査は尿・便・髄液・穿刺液などを検査する部署です。尿や便は血液検査と違い採血の必要がないので苦痛を伴わずに採取でき、繰り返し検査を行える利点があります。

尿検査

尿蛋白・尿糖・尿潜血などの成分を調べる「尿定性検査」と尿の細胞や成分を詳しく調べる「尿沈渣検査」があります。これらの検査結果は腎および尿路系疾患の診断に必要となります。

測定機器紹介

 

尿定性検査
右側:全自動尿分析装置(AX4030)
・処理能力:最大225検体/1時間
・試験紙法を用い尿定性10項目(PH、比重、蛋白、糖、ケトン体、ビリルビン、ウロビリノーゲン、潜血反応、亜硝酸塩、白血球)に色調判定・混濁度を測定します。

尿沈渣検査
左側:全自動尿中有形成分分析装置(UF-1000i)
・処理能力:最大約100検体/1時間
・赤血球、白血球、上皮細胞、円柱、細菌をフローサイトメトリー法で定量 測定します。

尿定性検査

尿検査で何がわかる?
・尿糖
・尿蛋白
・尿ビリルビン
・尿ウロビリノーゲン
・尿pH(ペーハー)
・尿比重
・尿潜血反応
・尿中ケトン体
・尿中亜硝酸塩(細菌)
・尿中白血球

などがわかります。

様々な尿の色調


 ①混濁尿
 ②混濁尿
 ③泡沫尿
 ④希釈尿
 ⑤濃縮尿
 ⑥正常尿
 ⑦着色尿
 ⑧血尿
 ⑨褐色尿

尿沈渣検査

赤血球

赤血球は腎・尿路系の出血を意味します。糸球体腎炎,尿路感染症,結石症,悪性腫瘍などが考えられます。

白血球

白血球は腎・尿路系組織あるいは前立腺などの隣接臓器組織の感染症,炎症性疾患およびアレルギー性疾患の存在を意味します。また膀胱癌などの悪性腫瘍,結石症などでも見られます。

円柱

円柱は糸球体腎炎,ネフローゼ症候群,腎盂腎炎,腎不全などで見られます。
硝子円柱は健常人でも見られることがあります。

異型細胞

泌尿器系悪性腫瘍の早期発見につながります。
異型性を示す細胞が認められても悪性細胞とは限りませんので精査が必要です。

※分析装置で異常が認められた場合や潜血尿、蛋白尿等では臨床検査技師が直接顕微鏡で観察して確認しています。

便検査

便に血球が混入していないかを調べる便潜血を検査します。大腸がんや腸の炎症性疾患のスクリーニングになります。

測定機器紹介

 

便潜血分析装置(OCー320)
・処理能力:最大320検体/1時間
・ラテックス凝集比濁法により、便からのヘモグロビン濃度を測定します。

脳脊髄液検査

中枢神経系疾患が疑われるときに検査します。含まれる細胞・蛋白質・糖などを検査します。

穿刺液

 腹水・胸水・関節液などの細胞や成分を調べます。

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