終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG)

当院呼吸器内科外来では『睡眠時無呼吸外来(SAS外来)』を毎週木曜日午後に行っています。それに伴って検査科では、パルスオキシメーターによる簡易検査や病院に一泊してもらって行う終夜睡眠ポリグラフィー検査、治療のためのCPAPタイトレーションを行っています。

パルスオキシメーター(動脈血酸素飽和度脈拍数測定装置)

血液中(動脈血)にどのくらい酸素が含まれているかを測る装置で、無呼吸や低呼吸の程度を大まかに知ることができます。
無呼吸や低呼吸が多く起こると血液中の酸素飽和度は下がり、脈拍数は多くなります。その変動の仕方は無呼吸や低呼吸の程度を反映するといわれており、そのことを利用して睡眠時無呼吸症候群の簡易検査として行っています。

終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG検査)

終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG検査)とは、睡眠の質や呼吸状態など、睡眠中に起こることを全体的に見る検査です。
当院では主に睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)の検査として行っています。この検査は、脳波や呼吸の状態、心電図、いびき、酸素飽和度など多くのセンサーを取り付けて一晩中連続して記録する検査です。
この検査では、睡眠の深さや種類、無呼吸の回数やその長さ、種類、また不整脈、いびき、寝ている時の状態など睡眠中に起こるさまざまな状態を記録し、その後、専門の検査技師が詳しく解析します。
解析によって得られた結果の中に、1時間あたりの睡眠中の無呼吸・低呼吸の回数を表した無呼吸低呼吸指数(AHI)があり、以下のようになっています。

  AHI 5未満      正常  
  AHI 5以上15未満  軽症
  AHI 15以上30未満 中等度
  AHI 30以上     重症

持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)のタイトレーション

閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療として持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)が一般的に行われていますが、それは鼻にマスクをつけて気道に空気を送り続けて気道を広げ、寝ている間に無呼吸にならないようにするものです。
その送り込む空気の適正圧を決めるための検査がCPAPタイトレーションといい、病院に一泊し実際にマスクを装着して一晩寝てもらい、その時の無呼吸・低呼吸、いびきの状態に合わせて圧を調節し最適な圧を決めるものです。
睡眠時無呼吸症候群では、血液中の酸素不足により心臓や脳、肺など全身の臓器に負担がかかり、脳梗塞、心筋梗塞やその他の合併症を引き起こす危険性が高まるといわれています。 朝起きると頭痛がする、日中眠くなる、いびきをかくと言われたことがある人は睡眠中に無呼吸になっている可能性がありますので、睡眠時無呼吸外来の受診をおすすめします。

前のページへ戻る

ページ上部へ戻る